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三宅 芳夫 /
npub1agt…qfrp
2024-12-28 03:28:20
in reply to nevent1q…d70u

三宅 芳夫 on Nostr: ...

 オラニエ公ウィレムはスピノザの政治的盟友・共和主義者のデ・ウィット兄弟を虐殺させた「絶対君主」であり、1688年に英国王を兼ねることで、英蘭同盟を成立させ、ルイ14世の仏と大陸欧州で激しい戦いを繰り広げていく。

 実際、ウィレムは英国国王となったものの、仏との戦時予算を成立させるためにだけ、一時的に英国に滞在し、後の時間は全て対仏戦争を指揮するために大陸欧州に滞在していた。

 対するルイ14世はウィレムの英国王即位を認めず、オスマン帝国と連携してアウグスブルク大同盟戦争を開始。

 この戦争で大陸で英蘭同盟軍の指揮を執ったのがW.チャーチルの祖、初代マールバラ公ジョン・チャーチルである。

 また仏と同盟したオスマン帝国をオランダ式連隊に再編したオーストリア軍を率いて連戦連勝し、カルロヴィッツ条約で全ハンガリーを割譲させたのがプリンツ・オイゲン。

 この例からも以前投稿したリプシウスーマウリッツ革命を先行させた当時のオランダの「先進性」が窺える。

 また人文主義(エラスムス・リプシウス)、新ストア主義、自然法(グロティウス)など人文思想科学の面でもオランダは当時の欧州の先端を走っていた。

 スピノザ、ホッブス、ロックそしてデカルトが全てアムステルダムに亡命していたことがそれを物語る(続く)。
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