三宅 芳夫 on Nostr: ...
ところで、ナベツネは自民党政治家の中でも中曽根康弘と特に蜜月の仲であり、部数1400万部を呼号し、その力を背景に「憲法改正」を公論の争点とした。
ただし、1926年生れのナベツネは戦時中の体験から「靖国」派には批判的であり、その点で小泉や安倍には距離があった。2007年に自民党と民主党(小沢)の大連立構想のフィクサーとして動いたのはそうした背景もあろう。
また、買収した中央公論から、「中道右派」ラインの新書を出し続けるのも、ネベツネの方針と無関係とは思えない。
先年、吉野作造賞のプロモーションつきで出版した、これまた東大行政学教授牧原出の『田中耕太郎』などは帯に「反共にして反反動」とデカデカと印刷されていたが、これも典型的な「ナベツネ」路線である。
田中耕太郎は砂川裁判の際、高裁を飛ばして最高裁にて日米安保を「合憲」とした際の最高裁長官である。これは勿論米国との打ち合わせの上。
また田中は今では冤罪事件の典型の松川事件でも、最後まで「死刑」に拘った男でもある。
いずれにせよ、朝日も今や部数300万を切ったが読売も600万を切った。いわゆる「オールドメディア」の黄昏である。パニックのあまり朝日は政治部は維新に、文化部は「エンタメ」に転落する有り様。今こそオルタナメディアが求められる所以です。
ただし、1926年生れのナベツネは戦時中の体験から「靖国」派には批判的であり、その点で小泉や安倍には距離があった。2007年に自民党と民主党(小沢)の大連立構想のフィクサーとして動いたのはそうした背景もあろう。
また、買収した中央公論から、「中道右派」ラインの新書を出し続けるのも、ネベツネの方針と無関係とは思えない。
先年、吉野作造賞のプロモーションつきで出版した、これまた東大行政学教授牧原出の『田中耕太郎』などは帯に「反共にして反反動」とデカデカと印刷されていたが、これも典型的な「ナベツネ」路線である。
田中耕太郎は砂川裁判の際、高裁を飛ばして最高裁にて日米安保を「合憲」とした際の最高裁長官である。これは勿論米国との打ち合わせの上。
また田中は今では冤罪事件の典型の松川事件でも、最後まで「死刑」に拘った男でもある。
いずれにせよ、朝日も今や部数300万を切ったが読売も600万を切った。いわゆる「オールドメディア」の黄昏である。パニックのあまり朝日は政治部は維新に、文化部は「エンタメ」に転落する有り様。今こそオルタナメディアが求められる所以です。