:_za::_ga::_ra::_mu::_ge::_n::_zi:＠5/3例大祭い22a on Nostr: ...

生命の性質は「増える」事にあって、自分を守りより増える為に「恐怖」が生まれて、それに支配された結果が人と人の争い、殺し合い、戦争の惨状。

生きているという事はいずれ死ぬという事。
案外事切れる時には、何の意味があるのかもわからず、ただ増える為だけに踊らされる日々を終えて、やっと自由になったと、ほっとするのではないか……

そんな風に言うジークに対してアルミンは何故か足元にあった枯葉を手に取って、子供の頃の思い出を話すんですね。その日は風が温くて、ただ走っているだけで気持ち良かった。
枯葉がたくさん舞ったその時……僕はなぜか思った。
僕はここで3人でかけっこをする為に生まれてきたんじゃないかって……そんな何でもない一瞬がすごく大切な気がして僕にとってこれは増える為に必要でも何でもないけど、すごく大切な物なんですよそう「何でもない一瞬」にこそ大切な何かがあるんじゃないかと。

生き残るだとか、数字を得るだとか……そういう事を考える度に、この場面を思い出すんですよね。