FuyukiKakoi on Nostr: ...
それは、話し手となる作家が大学時代に体験した話を綴っていく話だ。
とにかく、よく話が脱線する。
なかなかにくどい。幾度となく脱線していく様にイライラする。そんなに脱線するなと叱りたくなる。
文体が独特なことでお馴染みの作家のため、仕方ないと片付けながら読み進めた。
話が予想外な方向に展開されていく、つまり起承転結の転で一気に引き込まれた。
もちろん大切なシーンで脱線はしない。緩やかに脱線具合は減っていった。
そして、仕掛けに引っかかった。
以前作家の作成する動画を視聴した際、サスペンスのネタバレを食らい腸が煮えくり返った私だ、ネタバレには配慮する。
そこでその単語、内容が出てくるのかと。
もちろんフィクションだろうが(フィクションであってくれと切に願う)、その部分を読み進める心は間抜けに声を上げて感動を表している。
結びも良い。
ハッピーエンド寄りの心地よい余韻。
最後まで読み、本を閉じた私は、「あああああ」と言葉にならない音を出すだけだった。
冒頭部をカフェで読みながら、この本は古本屋に売ろうと考えていたが手のひらを返させてもらう。
西尾維新『少女不十分』
とにかく、よく話が脱線する。
なかなかにくどい。幾度となく脱線していく様にイライラする。そんなに脱線するなと叱りたくなる。
文体が独特なことでお馴染みの作家のため、仕方ないと片付けながら読み進めた。
話が予想外な方向に展開されていく、つまり起承転結の転で一気に引き込まれた。
もちろん大切なシーンで脱線はしない。緩やかに脱線具合は減っていった。
そして、仕掛けに引っかかった。
以前作家の作成する動画を視聴した際、サスペンスのネタバレを食らい腸が煮えくり返った私だ、ネタバレには配慮する。
そこでその単語、内容が出てくるのかと。
もちろんフィクションだろうが(フィクションであってくれと切に願う)、その部分を読み進める心は間抜けに声を上げて感動を表している。
結びも良い。
ハッピーエンド寄りの心地よい余韻。
最後まで読み、本を閉じた私は、「あああああ」と言葉にならない音を出すだけだった。
冒頭部をカフェで読みながら、この本は古本屋に売ろうと考えていたが手のひらを返させてもらう。
西尾維新『少女不十分』